vHoge

VMwareのアレコレ備忘録。CLIでがんばるネタ多め。

vExpert ノススメ

vExpert 2019 Second Half Award Announcement がありました。
受賞されました皆様はおめでとうございます!
blogs.vmware.com ざーっと見る限り、知っている方が数名いらっしゃいました。

Second Half だと受賞者の一覧が HP 上に掲載されるみたいで、
自分のとき(1st Half)は受賞者数が多いからかどこにも掲載されず、メールだけ来ていたので本当に受賞しているのか?と若干あやしがってた記憶…w

ところで、vExpert って何ぞや?という人向けにざっくり紹介。

昨今は VMware DevOps Meetup / VM Meetup Tokyo とコミュニティが立ち上がり、vExpert を目指す上での場が広がっているので、機会があれば挑戦してみると良い。

vExpert とは

VMware 社が認定する公式エヴァンジェリストプログラム。

要は VMware 社の製品やテクノロジーの普及や発展に貢献した人を表彰するもので、執筆活動やプレゼンなどの活動を年次で申請し、認められることで得られるものです。

試験や実技などはありません。
扱いも資格ではなく表彰といった感じ。(手当とかつくところないのかな…?)

vExpert 受賞者 = VMware 製品のスーパーハッカー かと言われとそうではなかったりしますが、一方でエヴァンジェリストとして貢献できるだけの知見を持ち合わせている人なので、経験則的には技術を語れる人がほとんどだと思います。

と言っても範囲が広いので、
技術的ものさしでベースラインを見るなら VCP とか VCAP の方が良いかな。

余談

ここ最近、VMware 社の競合企業社員は申請がはじかれるようになったらしく、某なんたらnix 社とかは軒並みいなくなった。

この競合って他にどの辺の会社なんでしょう?
例えば MS とか RedHat なんかはパッと見だと HV の OS で競合しそうなものだが、それよりパートナーという関係の方が強そう(なので社員でも取れる?)。

vExpert のメリット

個人的には NFR ライセンスが一番大きいかな。
ホームラボで vCenter や Enterprise Plus の ESXi が使えるのは良い。
あとは発表資料に vExpert ロゴを使えるという見栄かなw

  • vExpert private forum や slack チャンネル
  • NFR ライセンス (1年)
    • VMware 製品以外のパートナーでも NFR ライセンス出してくれるところがある
  • vExpert 証明書 PDF 発行
  • vExpert ロゴ使用許可
  • Early access program ?
    • Blogger バッジ保持者のみ??
  • vExpert community
    • Local vBeer とか
  • etc...

ロゴは ↓
星の方は取得回数によって星の数が増える。
f:id:masahiroirie:20190729153133p:plainf:id:masahiroirie:20190729153157p:plain

vExpert 申請方法

半期に 1 回: 1~2月、6~7月 が申請受付期間となるので、 vExpert Application Portal の申請フォームから自身の年間 Activity を入力します。
申請 Close から大体 2~3 週間程度で結果が出て、メールでのお知らせや vExpert Portal Directory への追加がされます。

vExpert Path

期間中に vExpert Application Portal から申請を上げることになりますが、
申請種別としては 3 種類あります。

  • Evangelist Path
    書籍執筆、ブログ発信、ツール開発、イベントスピーカーやコミュニティボランティア貢献など、個人として VMware の普及活動を行った方向けのパス。
    一般的にイメージされるエヴァンジェリスト活動を行っている方のパスです。
    一番多そう?

  • Customer Path
    所属企業にて事例やインタビューなど、 VMware のユーザとして貢献した企業の従業員向けのパス。
    公開情報で無くても内部でリーディングや製品検証、フィードバックを行っている場合でもこちらの申請で対応可能だが、事前に VMware 社員の人とコンタクトを取っておき、推薦コメントを貰うことが推奨というかほぼ必須?です。
    (自分はここから申請)

  • VPN (VMware Partner Network) Path
    VMware のパートナー企業の従業員向けの Path.
    パートナーのプリセールスエンジニアとかはこれが多いのかな?
    VPN 企業に所属していないので詳細はあまり分からない…

  • VCDX Path VCDX 所持者用のパス。
    日本人 VCDX 保持者はいないのでこのパスの人はいないはず…
    もし取得できたら是非こちらで。

vExpert へのステップ

エヴァンジェリスト活動としていろいろなチャネルで情報発信をしていくのが基本。

その中でも発表系は従来は VMware に特化した発表の場だと vForum や EVOLVE ぐらいで、どうしても企業としての活動がベースになっており枠も限られている。
VMUG ならvForum や EVOLVEに比べればゆるいが平日日中開催なので、業務時間に参加できるよう会社承認を得る必要があり、人によっては難しいところはありそう。
他の場だと VMware プラスで何かを絡めての発表となりネタ仕込みが少し難しかった。

で、冒頭の話。
VMware DevOps Meetup / VM Meetup Tokyo と VMware に特化したコミュニティイベントが立ち上がったおかげで、個人レベルでも活動しやすく、発表の場も持てるので Activity も得やすい。

場が増え vExpert への道も広がっている昨今なので、これらの場で発表するのであれば vExpert まで見据えてみるのは良いのではないだろうか。
逆に vExpert を視野に入れている人は VMware DevOps Meetup / VM Meetup Tokyo で登壇することで Activity になるし、コネクションも広がるのでやってみると大きなプラスになります。

というわけで、次は 2020 年の 1~2月の申請受付になりますので、それを一つのターゲットとして活動してみてはいかがでしょう。
VMware DevOps Meetup が 9月/11月開催予定で、VM Meetup Tokyo も年内には 1~2回はありそう?

自分も継続に向けてがんばります。