vHoge

VMwareのアレコレ備忘録。CLIでがんばるネタ多め。

VMware DevOps Meetup #1

こちらに参加してきました。
VMware DevOps Meetup #1 - connpass

浜松町スクエア 入口 プロダクトの普及度や遊べる具合の割には今まで connpass 上に全くイベントが出てこずモヤモヤしていたが、ようやく初お目見え。
DevOps が主題ということで、OSS とか CI/CD、API 制御みたいなUser の中でも Developer 寄りの話が中心なイベント。
初回は浜松町のヴイエムウェアオフィスにて開催。

オープニング

  • VMware はインフラの会社からアプリケーションプラットフォームの会社へ
  • 初回なのでヴイエムウェア社員中心
  • 次回以降は皆様などコミュニティベースにしていきたい
  • DevOps の取り組みや OSS 活動を紹介、ディスカッションしていきたい

VMware における DevOps

  • インドにある IT Department 担当者からのリモート講演
  • Customer と同じ Experience を提供
  • 新しい機能リリース数か月 → DevOps で開発後すぐに Deploy
    • 昨年 5500 Future リリース、毎日やってる
  • Domain Driven DevOps 実践
  • 数年にわたるステップ実施
    • 1st 世界中の数千人の開発者向けにインフラ強化
    • 2nd インフラを自分たちのプライベートクラウド(One Cloud)へ
    • 3rd CI/CD の導入
  • 採用ツール
    • PaaS として Cloud Foundry
    • Container は PKS
    • CI/CD には Concourse
    • Traditional なアプリケーションは vRealize Code Stream
    • 開発者向けポータルを提供、いつでも環境を立ち上げられるように
  • チーム体制
    • 2ピザモデルへチームを分解
    • それぞれのチームに開発者、QAエンジニア
  • Continous Planing, Continous Requirement を設計していく
  • 最終的にはゼロタッチデプロイまで達成

最新の教科書に載るようなお手本というべき DevOps の Dog Fooding。
個人的にはあと test ってどんな感じかということを聞いておけば…と、後で思いつく...orz

VMware オープンソース プロジェクトの紹介

Clarity

  • Angular ベースな UI フレームワーク
  • CLRという独自なタグが追加される
  • デモで Fusion の API をたたいて VM を取得、クローン作成
    • UI を Clarity で1晩ぐらいでサクッと
    • ロジック周りは TypeScript

見える範囲だと vExpert Application Portal も Clarity ベースっぽい。

HTML ソースをのぞくと

<head>
  <!-- Meta -->
  <meta charset="utf-8">

  <title>vExpert Application Portal</title>
  <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge,chrome=1">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0, maximum-scale=1.0">
  <meta content="yes" name="apple-mobile-web-app-capable">
  <meta name="apple-mobile-web-app-status-bar-style" content="black-translucent">

  <base href="/">

  <link rel="shortcut icon" href="/clarity/favicon.ico" type="image/x-icon">
  <link rel="icon" href="/clarity/favicon.ico" type="image/x-icon">

  <link rel="stylesheet" href="/clarity/clarity-icons/clarity-icons.min.css">
  <script src="/clarity/clarity-icons/clarity-icons.min.js"></script>

  <script src="/js/jquery-3.1.1.min.js"></script>
  <script src="/js/jquery.validate.min.js"></script>

  <script src="//cdn.datatables.net/1.10.13/js/jquery.dataTables.min.js"></script>
  <script src="/js/jquery.modal.min.js"></script>

  <link rel="stylesheet" href="/clarity/clarity-ui/clarity-ui.min.css">
  <link rel="stylesheet" href="/clarity/font-awesome/css/font-awesome.min.css">
  <link rel="stylesheet" href="/clarity/style.css">
  <link rel="stylesheet" href="/vexpert.css">

</head>

ログイン画面とか見ると最近よく見るなー感がある。

vSphere Automation & [py|go|rb]vmomi

  • VMware API Explorer にて Doc 公開
  • VMOMI
    • Virutal Machine Object Management Interface
    • 内部実装を多岐に渡るのでIDLとしてVMODL
    • Java(VLSI)/ Ruby / Phython / Go
  • vSphere Automation SDK
    • VMOMI をたたく
      • *Vmomi を Wrap している SDK
      • 同じことをやるにしても *Vmomi と SDK for * では記述が異なる
    • VMOMI/VMC SDK/NSX SDK/API Client
  • SDK for * / *Vmomi
    • SDK for Python が一番更新頻度が高く、サンプルが豊富
    • go だと govmomi
    • SDK for Java / Ruby / Perl / .NET
    • govmomi / pyvmomi/ rbvmomi
  • VMware Code でサンプル投稿が可能

pyVmomi/goVmomi は個人的には無茶お世話になっている代物。
SDK for Python の方がサンプル豊富とのことだが、記述方法が異なるとか MOB とも少し異なってくるとなると今から乗り換えるほどでもないかも。
ちなみにこの講演での最重要事項はVMOMI 読み方、"ぶいもみ"
ずっと謎でしたが、これが公式らしい(暫定?)

Photon OS

  • Container Host 向け Linux Distribution
    • 最小構成、非常にコンパクト
    • CloudNative App
  • Photon Platform は R.I.P.
    • PKS へ統合、戦略的撤退
    • OS は残る
  • 特徴
    • 機能
      • tdnf (dnf の C 実装):パッケージマネージャ
      • vSphere用カーネルパラメタ調整
      • pmd-cliでリモート管理 (FW / NW / Pkg / User)
    • 構成
      • Linux Kernel 4.19
      • glibc 2.28
      • Kernel Self Protection Projectで構成
      • ローリングリリースモデル
    • Usability
      • パスワード入力でログイン
      • yum 互換、systemd、vim etclll
      • OVA インポートできてサイズも小さい
  • Container Host 比較
    • サイズ ProjectAtomic > CoreOS > PhotonOS
    • kernel PhotonOS(4.19.32) ≒ CoreOS (4.19.34) < ProjectAtomic (5.0.7)
  • Photon OS 実績
    • vCSA 6.5
    • NSX Controller
    • UnifedAccessGateway
    • SiteRecoveryManager
    • ニフクラ

Container Host 向け Distribution ぐらいは知ってたけど、pmd-cli は知らなかった…
pmd-cli 次第では色々遊べる OS …?

Open Discussion

という名の懇親会。
当日集めたアンケート結果とか振り返っていた…のかな?
自分は大体知り合いと飲み食いしながら話してたので全然内容知らずw

一応 Survey だけ見るてみると
1.仕事での VMware との関係を教えてください
 4割ぐらいがパートナーで3割ぐらいが企業ユーザという具合
 ライバルメーカーって項目があって何人かいるみたいだけどどこら辺の会社だろう?
2.皆様は IT においてどんな DevOps な人ですか?
 Dev/Ops なんらかやっているという人は7割。
 その中でも Dev/Ops 兼任という人は思ってたより少なめ。
3.皆様の DevOps への関わり方は?
 仕事でエンジニアリングという人が半数。
 営業・企画サイドでという関わり方の人も。
4.DevOps・IT に関連する情報 "収集" 手法は?
 ほとんどの人が SNS で、続いて各サイト、オフラインコミュニティ、書籍と続く。
5.DevOps・IT に関連する情報 "発信" 手法は?
 こちらも SNS やブログが多い。
 書籍執筆や OSS 活動という人もチラホラ。
6.コミュニティやイベントで登壇したことは?
 6 割ぐらいが登壇経験有で、そのうち半分ぐらいは 4 回以上の強者。
7.DevOps や IT のナレッジを皆さんに向けて共有していただける方いらっしゃいますか?
 セッションとしては1割ぐらいで、LT なら…半数。
8.VMware で働くことに興味がありますか?
 マーケ調査?w
 実際どうなるかはさておき、半数以上は興味ありと好評な模様。
9.全体的に今日のイベントはいかがでしたか?
 概ね好評。もう少しテクニカルにふっても良さそう。