vRealize 製品のライフサイクル管理が可能な vRSLCM。
管理対象のバージョンアップが可能なだけでなく、パッチ(Hotfix)の適用も可能。
vRSLCM がインターネット接続可能で My VMware (古い呼称だがry)アカウント設定していたらオンラインから一覧取得、パッチダウンロード、適用が可能。
パッチの手動アップロード
インターネットにつながらない vRSLCM であれば、
バージョンアップ同様、適用バイナリを手動でダウンロードしてきて、vRSLCM にアップロードすることで適用ができるようになる。
Customer Connect から vRLI のパッチを取得し、アップロードしてみる。
ダウンロードしたファイルをscp
で転送。
$ scp ./VMware-vRealize-Log-Insight-8.8.2-20363999.pak root@192.168.100.161:/data/patch VMware vRealize Suite Lifecycle Manager Appliance on Photon root@192.168.100.161's password: VMware-vRealize-Log-Insight-8.8.2-20363999.pak 100% 670MB 79.6MB/s 00:08 $ ssh root@192.168.100.161 VMware vRealize Suite Lifecycle Manager Appliance on Photon root@192.168.100.161's password: Last login: Sat Oct 15 14:03:22 2022 from 192.168.1.12 root@vrslcm01 [ ~ ]# ls /data/patch/ VMware-vRealize-Log-Insight-8.8.2-20363999.pak
アップロード、ヨシ!
vRSLCM の GUI よりバイナリマッピングを行う。
ところがどっこい・・・・・・・
アップロードしたパッチがでてきません・・・・・・・・!
現実です・・・・・・!
これが現実・・!
(またこのネタ)
vRSLCM から適用する際のパッチ
vRSLCM からパッチ適用を行う場合、製品単独で適用する際のパッチとは別物。
kb.vmware.com
Customer Connect でパッチを検索する際、対象の製品名で検索を行うのではなく、
[vRealize Lifecycle Manager] → [vRealize] で検索を行う。
vRSLCM の場合、「なんちゃら.pak」ではなく「なんちゃら.patch」になる。
これをscp
でアップロードする。
$ scp ./vrlcm-vrli-8.8.2-HF1.patch root@192.168.100.161:/data/patch VMware vRealize Suite Lifecycle Manager Appliance on Photon root@192.168.100.161's password: vrlcm-vrli-8.8.2-HF1.patch 100% 688MB 76.8MB/s 00:08 $ ssh root@192.168.100.161 VMware vRealize Suite Lifecycle Manager Appliance on Photon root@192.168.100.161's password: Last login: Sat Oct 15 14:19:58 2022 from 192.168.1.12 root@vrslcm01 [ ~ ]# ls /data/patch/ vrlcm-vrli-8.8.2-HF1.patch
再度バイナリマッピング。
でてきた!バイナリマッピングも通過!
パッチ適用してみる
あとは環境から 対象製品の環境 → パッチ → パッチのインストール と進めば OK
パッと見だと分かり難いが、Build:20363999 は 8.8.2-HF1。
知っていれば大した話ではないが、単体と同じノリでパッチを適用すると困る話でした。
ちょっと余談
HF1、環境の詳細を開いてもそれらしい情報が何も書いてないので分からない… 一応、[…] → [パッチ] → [履歴] からは見えるが… パッと見で分かるよう、最新の Ver or BuildNo ぐらいは書いてあればなぁ…