時が流れるのは早く、既に 2020 年も 10 月半ば。
あと 2 ヶ月で 2020 年も終わり、来てしまうのです…
そう、Flash の EOL が。
普通にネット見る分にはさすがに Flash コンテンツを見ることはほぼ無くなり大した影響はなさそうですが、VMware 界隈だと vSphere Web Client (Flash版)がメインの GUI である vSphere 6.0 が一応 EOL 前ということで、お世話になる人はまだいそう。
気になる文言
Adobe のページより www.adobe.com
4.2020年末を過ぎても、アドビから旧バージョンのAdobe Flash Playerをダウンロードできますか? いいえ。アドビは自社サイトからFlash Playerのダウンロードページを削除します。また、Flashベースのコンテンツは、サポート終了日以降、Adobe Flash Playerでの実行がブロックされます。
ダウンロードページの削除、これはまぁ当然なんですが、気になるのは…
これって、Flash Player 側で日付を見て制御してるってことでは…
試してみた
というわけで、クライアント端末の時間をいじって試してみる。
環境
2020/10/17 現在の最新版を利用
- Flash Player 32.0.0.445 (NPAPI/PPAPI)
- IE11
- Firefox ESR 78.3.1esr
- Google Chrome 86.0.4240.75
IE11
今日(2020/10/17)
1年後(2021/10/17)
というわけで、vSphere Web Client しては機能しない。
Firefox ESR
NPAPI/PPAPI で違いがないか
今日(2020/10/17)
1年後(2021/10/17)
というわけで、こちらも動作せず。
Google Chrome
ダメな気しかしませんが一応…
今日(2020/10/17)
1年後(2021/10/17)
というわけで、やはり動作せず。
まとめ
今日現在の Flash Player ですが既に Player 側で制限がかけられており、インターネット接続云々関係なく、EOL と同時に Flash は使えなくなる。
vSphere Web Client はインターネットと隔離されたネットワーク環境なので、同じ環境から塩漬け Flash Player 使えば大丈夫だろうと考えていても年明け早々に使えなくなってしまうわけです。。。
結構、↑のようなこと考えている情シス部門は多いのでは…?
逃げ道
vSphere 6.0 であれば古の vSphere Client (C#)版か、Flings から vSphere HTML5 Web Client で vCenter オブジェクトの範囲ならなんとかなるはず。
ただ、どちらも公式サポートでは無いし、プラグイン系は全滅なので結局はアップグレードするしかなさげ。
こればかりは VMware に問い合わせても…
(もしくはこの制限が入っていない Flash Player を入手だけど、果たしてどの Ver かは…)
2020/10/17 23:45 追記
正月は阿鼻叫喚かと思ったら、若干の執行猶予があるみたいで…
公式の仕様としては見つかってないんですが、ググってみた限り他でもココを境に動かないみたいな記述が出てくるので、2021/1/12 が境界になっているらしい…
2020/10/19 23:11 追記
ワークアラウンド情報を提供していただいたので別エントリにて投稿。