vHoge

VMwareのアレコレ備忘録。CLIでがんばるネタ多め。

VMware DevOps Meetup #6

こちら参加してきました。
VMware DevOps Meetup #6 - connpass

今回は自身の登壇 + いつものように裏で Twiiter 実況をやっていたので所感だけ。
にしても Twitter 実況がほぼ自分の独壇場になっているのは良いのかな…?w

Bitfusionをもっと便利に! Bitfusionとリソーススケジューラの連携

(資料は非公開..?.)

前回に引き続き Bitfusion 話!
実機での検証情報を目にする機会はなかなか少ないので助かる...

今回はスケジューリングの話ということで、ジョブ投入時の GPU 割当の話。
搭載 GPU を判別してのジョブ割当不可(V100/T4 で使い分けとか)、Bitfusion server を跨いで(≒物理サーバを跨ぐ)の割当は不可、スケジューリング待ちの割当が順序保証無しなど、Bitfusion 単体でのスケジューリング周りはまだ発展途上な様子。

不足箇所の話が聞けるのはセールストークとは異なる Meetup が故なところ。

併せて、OSS である Slurm Workload Manager にて順序保証やプライオリティなどはカバーする方法が紹介されたが、そのうちに同等以上の物が実装されるのかな。

WebMKSで掴むVMコンソール

speakerdeck.com
周りが最新鋭な話の中、少し古めで重箱の隅な箸休め枠w

と言っても VNC サーバが無くなった今こそ、その価値が見直されるべきネタかも?
noVNC ばりに実用的でカッコイイ WebGUI が出てきてほしい…(他人任せ)

初めて知ったときは VMware はこんな部分も SDK 公開してるのか...と感心した記憶。

kpackによるコンテナイメージのビルド

www.slideshare.net Buildpack をベースにしたコンテナビルドプラットフォームである Cloud Native Buildpacks とその k8s 実装である kpack のお話とデモ。
要は dockerfile を書かず、ソースコードだけで OCI 準拠なコンテナイメージが作れる仕組みで、これを VMware がパッケージング、サポートしているものが Tanzu Build Service とのこと。
アプリ自由度は下がるが、ビルド周りが自動化される分、開発者の手間は減る。

これにさらにネットワーキングとか監視とか復旧とか Day2 要素を加えたものが Cloud Foundry だったり、Tanzu Application Services だったり、Heroku や Google App Engine、Azure App Service だったりな PaaS の世界という理解(でよいはず)

コンテナで見ると、OCI 準拠なコンテナが成果物な分、汎用性は kpack の方が高そう。
※ PaaS も実環境はコンテナだろうけど
自由度の話もあるので、全てが kpack 化というものではなく、選択肢として使い分けるが基本かな。

Kubernetes のマルチテナンシー

speakerdeck.com Kubernetes の分割の話。既存だと…

  • ソフトテナンシー - namespace 分割
  • ハードテナンシー - クラスタ分割(物理分割)

の 2パターン。
リソースやセキュリティ、スコープなどの要件からハードテナンシーでの分割が必要な場合も多いが、管理対象が増えるため負荷も高まりなかなか悩ましい…
ということで、間をとるクラスタ論理分割として実装されているのが VirtualCluster。
(Oracle で言うとインスタンス分割/スキーマ分割に 12c でテナント分割がきた感じかと)

選択肢の一つなので、最終的にはメリ/デメ比較の上での選択ではあるが、現状では帯に短し襷に長し?なので、中間で丁度いい感じなのが出てくれば良い。
試用はできるが基本的には開発中なのでもうしばらくは experimental。

自分の発表はさておきw今回はかなり最先端な内容。

k8s/コンテナ関連の後ろ 2 つは VMware の冠がつかないコンテナ系単独のイベントで話してもかなり HEAD な内容なのではなかろうかと…
(そんな内容でも何らかで VMware が噛んでいる辺りはさすが)

次回は 2021/1/20!!